数百台以上、運用してきた業を伝授しよう!
このページでは、動作の遅い・重い、Windows10/11搭載パソコンを最短2分で改善する方法をご紹介します。
大きく分けて3つの設定を紹介しますが、基本的には2つ目まで対応すれば、OKです。
低スペックなパソコン程、効果を発揮します。
古い・スペックが低い・遅い・重いなどの症状があるWindows10/11搭載パソコンの動作が早くなる&軽くなります。
そもそも何故重たいの?
端的に言うと、以下のような原因が考えられます。
- 直接機能には関係ないアニメーション等の装飾の設定に余計なパワーを使っている。
- Windowsのアップデートが溜まっていて、重い。
- 起動時に自動で立ち上がるアプリやバックグラウンドで動作するアプリが足を引っ張っている。
[軽量化対応1]余計なパワーを使っている設定を解除
1-1.「個人用設定」の動作に関わる設定を見直す。
まずは簡単で効果の高い設定から見直しましょう。画像は押すと拡大表示できます!
※Windows11は見た目が少し異なりますが、やり方は同じです。
①画面左下のスタートメニュー(もしくは、キーボードのWindowsキー)を押す。
②設定を押す。
③設定画面が表示されたら、『個人用設定』を押す。
④『色』を押す。
⑤「透明効果」をオフにする。
⑥『ロック画面』を押す。
⑦「背景」を画像にする。
⑧「サインイン画面にロック画面の背景画像を表示する」をオフにする。
特に⑦のロック画面の背景の設定を「Windows スポットライト」から画像にするだけで、速度がかなり改善される事はあまり知られていないかもしれません。オススメです。
1-2.アニメーションなど重たい視覚効果をオフにする。
次に重たい視覚効果をオフにしましょう。画像は押すと拡大表示できます!
①デスクトップ画面で「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押す。
※わからない場合は、こちらへ。
②『ファイル名を指定して実行』のウィンドウが表示されたら、「SystemPropertiesAdvanced.exe」と入力する。(コピー&ペーストすると楽です。)
③OKを押す。
「システムのプロパティ」の出し方がわからない方はこちらをクリック!
以下の手順でも表示可能。
1. 「スタートメニュー(もしくはWindowsキー)」を押す。
2.「設定」を押す。
3.「システム」を押す。
4.左メニューの「詳細情報」を押す。
5.右画面が詳細情報に変わったら、1番下までスクロールし、「システムの詳細設定」を押す。
6.システムのプロパティの詳細設定が表示されたら、『パフォーマンス』の「設定(S)…」を押す。
7.これ以降は、『2.アニメーションなど重たい視覚効果をオフにする』の④以降の手順と同様。
④システムのプロパティが表示されたら、『パフォーマンス』の「設定(S)…」を押す。⑤視覚効果の設定画面が表示されたら、「カスタム」を押す。
⑥以下項目のチェックを外す。
※下の方は、スクロールが必要。
【⑥以下項目のチェックを外す】
・Windows内のアニメーション コントロールと要素
・ウィンドウを最大化や最小化するときにアニメーションで表示する
・コンボ ボックスをスライドして開く
・タスクバーでアニメーションを表示する
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
・ヒントをフェードまたはスライドで表示する
・メニューをフェードまたはスライドして表示する
・メニュー項目をクリック後にフェードアウトする
・リストボックスをなめらかにスクロールする
・半透明の「選択」ツールを表示する
⑦「OK」を押す。
ここまで出来れば、このページでご紹介する軽量化の設定は完了です!
時間がある時に、次のWindowsアップデートもお試しください。
[軽量化対応2]Windowsアップデートをかけて、パソコンを安定化する
Windowsアップデートは、「セキュリティの脆弱性(弱点)の改善」や「機能追加」が発生した際に、
都度、Microsoftからアップデートファイルが配信されます。
アップデートファイルはダウンロード後、「インストールボタン」をクリックして、初めてWindowsに適用されますが、アップデートをせず、そのまま放置しておくと、Windowsの動作を遅くする要因となります。
放置しておくと著しく動作が遅くなるため、定期的な対応が必要です。
ここではアップデートの対応方法を説明します。
①画面左下のスタートメニュー(もしくは、キーボードのWindowsキー)を押す。
②設定を押す。
③更新とセキュリティを押す。
④更新プログラムのチェックを押す。
⑤ダウンロードしてインストールを押す。
ダウンロードが始まると、「状態:ダウンロード中 - ○%」と表示される。
ダウンロード後、「状態インストール中:○%」と表示される。
「最新の状態です」と表示されたら、インストール完了。
ここまで対応できれば完了です。
アップデートは定期的に配信されるため、こまめに対応しましょう。
通常、ここまでで軽量化の効果が期待できますが、もう少しチューニングしたい方は、下記に進んで、残りの設定をうお試しください。
[軽量化対応3]効果が薄いものも含め、残りの軽量化設定を紹介!
設定→個人用設定→スタートの「ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する」をOFFにする。
設定→アプリ→スタートアップ*の不要なアプリをOFFにする。
※Windows起動時に立ち上がるアプリを設定する項目です。
そういった必要性がないのであれば、セキュリティソフト以外のアプリはOFFにしても支障ありません。OFFの状態で何十台も稼働していますが、特に不具合は起こっていません。
ちなみにWindows標準のセキュリティソフトを使っている場合は、「Windows Defender notification icon」はONのままにしてください。
設定→プライバシー→全般の「プライバシーオプションの変更」下にある4つの設定を全てOFFにする。
そのまま続いて、
設定→プライバシー→バックグラウンドアプリ*の不要なアプリをOFFにする。
※Windowsを使っている間、裏で動いているアプリ。
何かを受け取る為に(例えばメール)アプリを待機させているなど、何らかの理由がなければ、セキュリティソフト(Windowsセキュリティと使っているセキュリティソフト)以外のアプリはOFFにしても支障ありません。OFFの状態で何十台も稼働していますが、特に不具合は起こっていません。
最後に、ノートパソコン限定ですが、
タスクバーのバッテリマークを押す。
電源モードを「最も高いパフォーマンス」に変更。
※この設定は本来バッテリ駆動時の節電用のものだが、電源接続時も同じ設定が継続される。当分バッテリ駆動しないのであれば、設定を変更したままで問題ない。
それ以外にも電源オプションを高パフォーマンスにする&最小/最大プロセッサを常に100%にするという方法もありますが、CPUに負担がかかる割に大きな効果がない場合もある為、ここでは割愛します。
以上、軽量化の方法でした。