【ITIL® 4 Foundation試験】20時間で合格するおすすめの学習法を徹底解説!【書籍・クラムメディア・Udemyのレビュー有】

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【ITIL® 4 Foundation試験】20時間で合格するおすすめの学習法を徹底解説!【クラムメディア・Udemyのレビュー有】
Jシス ブルー
見習いジョウシスジャーのジャー ブルーです!先日、先輩方の色々な勉強法を参考にした上で試験に挑み、「ITIL® 4 Foundation試験」に無事合格する事が出来ました!この記事では、僕が実際に勉強した方法をご紹介します!
このページで解決すること・出来ること
「ITIL® 4 Foundation試験」に効率よく合格する事が出来る!

ITIL®4 ファンデーション試験の合格を目指す方に向けて、実際に試した学習方法を整理して無駄を省き、最短で合格に近づける方法をご紹介します!
ちなみに2024年の12月にオンライン受験で合格しました。

目次

まずは結果からご報告します

まずは試験結果をご報告しますね。
25時間程度の学習で1問間違えの正答率98%で合格しました。

点数総勉強時間試験の解答時間
39問/40問(正答率98%)約25時間15分


僕は少し回り道をしていますが、今からおすすめする方法を使えば、20時間以内の学習で同程度のパフォーマンスを出せる方もいらっしゃると思います。

巷で評価の高い教材は一通り試しましたので、気になる方はレビューとして参考にしていただければと思います。
また、僕が実際に試して「不要」だと思ったものについても記載させていただきます。

実際に試した学習方法

① 「IT Service Management教科書 ITIL 4ファンデーション」を読む⇒部分的に必要

使用教材:IT Service Management教科書 ITIL 4ファンデーション

全容を掴む為にこの書籍を1周してから問題を解こうと思っていましたが、思った以上にボリュームが多く、途中で断念しました。

ただし、図も多く解説もわかりやすい為、問題集を解く際にわからない事を調べるような辞書的な使い方には最適です!
また、巻末にある用語集が大変役に立ちます。(詳しくは後述します。)

辞書的に使う場合、検索出来た方が便利なので電子書籍版(kindle)をお勧めします!

② Udemyの動画講座でITILがどういったものか概要を掴む ⇒ 必要

コース名:【ITILの認定講師が解説】サービスマネジメントとITIL4フレームワークの概要を具体例とともに理解しよう!

IT Service Management教科書 ITIL 4ファンデーションを断念した代わりにITIL4がどういったものか理解できるというUdemyの動画講座を受講しました。
この動画は概要を掴む為に視聴する為、暗記する必要はありません。

まとめ

  • 約2.5時間の動画を倍速で視聴。
  • 試験対策には直接繋がらないものの、ITILの全体像を掴むのに役立ちました。
  • PeopleCertで試験の申込時に公式電子書籍(公式ガイドブック)の閲覧権が貰えるのですが、PeopleCert内でしか閲覧する事ができない為、使い勝手が悪いです。
    この動画を購入すると恐らく同様の内容が記載されたPDF版をダウンロードする事が出来ます。ただ僕は、前述の教科書を利用していた為、公式電子書籍は殆ど見ませんでした。

③ Udemy模擬問題集に挑戦 ⇒ 必要

コース名:PC0-003 ITIL4 ファンデーション 模擬問題集

  • 6つある模擬試験を全て解く。(1周目の正解率は50~65%程度でした。)
  • それぞれ解説を熟読し、分からない用語は前述したIT Service Management教科書 ITIL 4ファンデーションで調べて理解を深める。(この教科書を読んでも曖昧な場合はChatGPTに質問したりもしました。)
  • この流れを正解率85%になるまで繰り返す。

模擬試験は「演習モード」、「試験モード」の2つのモードで開始できます。
「演習モード」は所謂1問1答で1問解く毎に解答と解説が表示されるモードで隙間時間に学習する際に便利です。
「試験モード」は実際の試験同様に通しで40問解き、最後に結果と解説が確認できるモードです。試験前の力試しにピッタリです。

テストモードを選択してテストを開始
画像をタップ/クリックで拡大

僕は最初に力試しで「試験モード」で1周し、2周目以降はある程度理解および点数が取れるようになるまで「演習モード」を繰り返し、本番の前にもう1度「試験モード」を解きました。最後の「試験モード」で1発で85%以上取れた為、そのまま本番試験に挑みました。

④ クラムメディア問題集を試す ⇒ 不要

使用教材:ITIL V4 Foundation Exam 資格問題集(クラムメディア)

ITIL4 Foundationは受験料が高く、不合格になるのは絶対に避けたかったので、的中率が高いと言われているクラムメディアの問題集も購入しました。
購入と記載しましたが実際は1か月単位のサブスクリプションになります。

ちなみ、的中率は2024年12月時点ではUdemyの方が高かったです。
また、恐らく英語の問題集を翻訳ツールなどで日本語に直訳したものが掲載されている為、かなり日本語が不自然です。
ITIL4の本番の試験も日本語としては癖がありますが、この問題集は癖という次元ではなく、本来正しいはずのカタカナ英語が日本語に直訳されていて、よくわからないというケースもありました。

また、257問中、30問程度は誤植らしき問題があります。一応、コメント欄に有志の方が解説など入れてくれていますが、正直Udemyの方が質・的中率・操作性ともに高い為、あえてクラムメディアを利用する必要はないと思いました。

もしどうしても利用するならば一旦誤植している問題にツールの機能でフラグをつけておいて、その問題は飛ばすようにした方が良いと思います。

まとめ

  • 257問中30問程度に誤植があり、全体的に不自然な日本語。
  • 解説がほとんどなく、的中率もUdemyに劣る印象。

おすすめの学習方法まとめ

模擬問題集を解く際にわからない用語が出てきたら、IT Service Management教科書 ITIL 4ファンデーションを辞書的に活用して調べる。
また、ChatGPTを使うのも有。可能ならばITIL4用にマイGPTを作るのも有。

ちなみに僕は情シスの実務経験がある為、ITILの問題を解いた時に実際の業務事例に落とし込んで考える事が出来ました。その分、未経験の方よりは理解が早かったと思います。
もし、情シスやサービス運用の経験がない方は、先にどういった事をしているのか軽く目を通しておくとわかりやすいかもしれません。

その他、受験のコツと注意点

再受験オプション(Take2オプション)の購入について

受験料が高くそのまま落ちると同じ金額を受験料として支払わないといけない為、完璧になるまで徹底的に勉強するという考え方は悪い事ではありませんが、時間が限られる場合は際限がなくしんどいと思います。
ただ、再受験オプション付バウチャーは数万円高く手が出しづらいという現実もあります。

わざわざ「再受験オプション付バウチャー」が販売されているくらいなので、僕はてっきり再受験オプションは後付けできないと思っていたのですが、PeopleCertの管理画面に入ると、2回目の再受験が可能な「Take2オプション」(11,500円)の購入提案が表示されます。
どうしても不安な方は、もう1度受験料を払うよりはかなり金額的な負担も少ない為、お守りとして購入してはいかがでしょうか。
ちなみにこのオプションは初回受験前でないと購入できません。(不合格後には買えない。)

オンライン試験の試験監督とのやり取りについて

オンライン試験の場合、時間帯によっては、英語の試験官が担当する場合があります。音声ではなくチャットのみで対応したい場合は、最初に「Chat only, please.」と伝えましょう。

試験監督によっては翻訳ツールを使い、日本語で対応してくれる場合もあります。
ちなみに自動的に翻訳してくれるという情報もありますが、恐らく古い情報で24年12月時点でそういった仕組みはありませんでした。

カメラ設定の確認について

開始時にカメラが正常に作動しているか必ず確認しましょう。黒い画面が表示されている場合は、正常な状態ではない為、カメラの設定を見直してください。

まとめ

本番試験のレベル感は模擬試験より簡単な印象で、出題傾向もほぼ同じでした。Udemyの模擬問題集でしっかり学習しておけば合格可能なので、効率的に学習を進めましょう!

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