主要なGoogleの検索コマンドを使って、条件を絞った検索が出来るようになる。
Google検索は日常生活で非常に役立つツールですが、ちょっとしたコツでさらに便利に使えるようになります。
今回は、Google検索をパワーアップさせる検索コマンドを紹介します。これをマスターすると、情報収集がぐんと楽になりますよ!
ちなみに、今から紹介するGoogle検索コマンドは、Googleの検索窓に入力して使う事も出来ますし、ブラウザのアドレスバーに直接入力して使用する事も可能です。どちらとも同様に動作します。
条件を絞るのに最適な様々な検索コマンド
1. AND検索:まずは基本の検索コマンドから!
キーワード1 キーワード2
Googleでは、検索ボックスに単純に複数の単語を入力すると、デフォルトでAND検索が適用されます。例えば、「りんご ジャム」と入力すると、これらすべての単語を含むページが検索されます
2. 引用符("")を使う: 単語の並び順通りで検索する
"キーワード1 キーワード2"
例えば、りんごのジャムのレシピを検索する時に「りんご ジャム」とAND検索すると、りんごとジャムのどちらかが含まれているページが表示されますが、「りんご ジャム」という単語を1つのフレーズとして、並び順通り検索したい場合は、このように「"りんご ジャム"」と引用符で囲みます。
AND検索との違い
似たような検索方法で、前述したAND検索というものがあります。
これは、複数の単語を入力し、それらすべてが含まれているページを検索しますが、単語の順序や、どのように一緒に使われているかは考慮しません。
一方、引用符で囲む検索コマンドは、Google検索に対して、そのフレーズを正確に含むページだけを表示するように指示します。つまり、引用符内の全ての単語が順序通りに含まれているページを検索します。
したがって、引用符を使った検索では、AND検索よりもさらに具体的で条件を絞った結果を得る事が出来ます。
3. ハイフン(-)を使う:特定の単語を除外して検索する
キーワード1 -キーワード2
ハイフン(-)を使用する検索コマンドは、特定の単語を検索結果から除外する為に使います。この機能を使い検索結果を絞り込む事で、自分が本当に必要としている情報に迅速にアクセス出来ます。
例えば、「ジャム -りんご」という検索を行う場合、「ジャム」に関連する情報を検索しますが、「りんご」という単語が含まれているページは除外されます。
この検索コマンドは「検索したい単語 -除外したい単語」というような作りになっており、検索したい単語の直後に半角スペースを入れ、その後にハイフンと除外したい単語を続けて入力します。
この検索コマンドは、情報が多くて見つけにくい場合や、関連しない内容を除外したい時に有効です。
4. アスタリスク(*)を使う:一部の単語を動的にして検索する
キーワード1*キーワード2
「りんごと*のレシピ」と入力すると、「りんごとバナナのレシピ」や「りんごとオレンジのレシピ」など、アスタリスク(*)の部分に様々な単語が入る検索結果を得られます。
この例の場合は、「りんごと」と「レシピ」は固定で、「*」の部分が動的に様々な単語に置き換わって、該当するページを検索します。
基本的には1単語が多いですが、文脈によってはその単語が複数形であるか、複数の単語を表す場合も考えられます。「りんごとヨーグルトとハチミツのレシピ」のような。
これは、検索エンジンが文脈や関連性を考慮して、複数の単語が含まれる可能性を広げるためです。
アスタリスクを使う検索は、具体的に何を含むかはわかりませんが、幅広い選択肢を探ることが出来る為、探している情報が広範囲にわたる場合に非常に便利です。
5. OR を使う:どちらか一方に該当したページを検索する
キーワード1 OR キーワード2
「りんご OR オレンジ」と入力すると、りんごまたはオレンジのどちらか一方が入っている含まれるページが検索されます。
ORは複数使える!
例えば、「りんご OR オレンジ OR バナナ」と入力すると、りんご、オレンジ、バナナのいずれかを含むページが検索されます。
6. site: を使う:指定URL内で、キーワードの関連ページのみ表示
site:https://joshisugers.com キーワード
「site:https://joshisugers.com パソコン」と入力すると、情報戦隊ジョウシスジャー(当サイト)内で「パソコン」に関するページのみが検索結果に表示させます。
応用技:site:と「OR」や「*」を組み合わせる
先程ご紹介した検索コマンドは実は組み合わせて使う事ができます。
[例1]site: と OR を組み合わせる
site:joshisugers.com キーワード1 OR キーワード2
「site:joshisugers.com パソコン OR スマホ」と入力すると、情報戦隊ジョウシスジャーのサイト内で「パソコン」または「スマホ」を含むページを検索します。これは、サイト内で複数の単語に関する記事を広範囲に調査したい場合に特に有効です。
[例2]site: と * を組み合わせる
site:joshisugers.com キーワード1*キーワード2
「site:joshisugers.com パソコンと*の違い」と検索すると、そのサイト内で「パソコンと◯◯の違い」が含まれるページを検索します。例えば、「パソコンとスマホの違い」や「パソコンとタブレットの違い」など、パソコンとの違いを取り扱った複数のデバイスについての記事が見つかる可能性があります。
[例3]site: と - を組み合わせる
site:joshisugers.com -キーワード
「site:joshisugers.com -Office」と検索すると、情報戦隊ジョウシスジャーのサイト内で「Office」という単語を含まないページのみを表示します。
この組み合わせは、サイト全体のコンテンツを広範に調べつつ、特定のトピックやキーワードを意図的に避ける事ができる為、より有用な情報を見つけやすくなります。
[例4]「site:」「 -」「*」「OR」の全てを含んだ検索も可能。
site:joshisugers.com -Office *(キーワード1 OR キーワード2)
例えば、「site:joshisugers.com -Office *(パソコン OR スマホ)」と検索すると、以下の条件で情報戦隊ジョウシスジャーのサイト内を検索します:
- 「Office」を含まないページ
- 「パソコン」または「スマホ」という単語が含まれるページ
- 「*」の部分には任意の単語が来ることができます。これにより、「デスクトップパソコン」や「ノートパソコン」、「高スペックスマホ」や「小型スマホ」など、様々なページが検索結果に含まれる可能性があります。
*(パソコン OR スマホ)の()って必要なの?
Google検索の「()」は、条件をグループ化するコマンドです。複数の検索コマンドを利用する際にどの部分に条件がかかるのかを設定する為に使用されます。特に「OR」検索を使用する際に役立ちます。
検索条件のグループ化:特定の検索コマンド(特に「OR」)に対して、他の条件と区別して適用するためにカッコを使用します。これにより、検索エンジンはカッコ内の条件をまとめて処理し、外部の条件とは独立して考慮します。
わかりやすく言うと、算数の計算順序の考え方とよく似ています。
算数で「+」(加算)と「×」(乗算)が混ざっている場合、乗算を先に計算するのが一般的なルールです。
これと同じで「site:joshisugers.com -Office *(パソコン OR スマホ)」の*はORにかかります。
まとめ
このように複数の検索コマンドを組み合わせる事で、Google検索は特定のニーズに合わせた情報を効率的に検索することが出来ます。特に情報が豊富な大きなウェブサイトや、特定の情報だけを集中的に調べたい場合に非常に有効です。