導入した自宅カラオケを動かせるようになる!
カラオケ好きの皆さん、お待たせしました!
自宅でお店クオリティのカラオケシステムを作る方法を紹介したいと思います!
この記事では第4弾として、主にミキサーの操作方法をご紹介します!
この記事で①~④のシリーズは最後です。
利用する機器やアプリのおさらい
種類 | メーカー / 型番など |
---|---|
カラオケアプリ | カラオケ@DAM for Windows |
マイク | CLASSIC PRO / CM5 |
スピーカー(L/R) | YAMAHA /MSP3A |
ミキサー(オーディオインターフェイス) | Soundcraft / Notepad-8FX(12FX) |
パソコン&テレビ | 任意の製品 |
ミキサー(Notepad-8FX/12FX)の操作をする
ミキサーの操作方法をご説明します。
ミキサーには様々なツマミがありますが、自宅カラオケをするのに必要な部分のみ厳選してご説明しますので、ご安心ください!
また、基本的に今からご説明する操作方法のうち、9割は初回のみとなります。
一度、ミキサーのセッティングをすれば、次回以降はスピーカー音量を調整するマスターフェーダーを操作するのみです。
必要に応じて、マイク音量やエコーのかけ具合の調整がある場合のみ、各ツマミを調整する程度ですので、ご安心ください!
『①機材準備編』で紹介したミキサーは「Notepad-8FX」でしたが、チャンネル数が4つ多い「Notepad-12FX」で説明させていただきます。基本、機能や仕様はほぼ共通です。
ミキサーの各ツマミやフェーダーの役割について
まずは各端子やボタン類の用途を見ていきましょう。
- Ⓐマイク1(チャンネル1*) ※以下マイク1と表記
1本目のマイクを挿す端子
- Ⓑマイク2(チャンネル2*) ※以下マイク1と表記
2本目のマイクを挿す端子。
- ⒸMASTER L
左スピーカーの接続端子。
- ⒹMASTER R
右スピーカーの接続端子。
- Ⓔマイク1のGAIN
音声入力の感度調整。どのくらい音を拾うか。
- Ⓕマイク1のAUX/FX
マイク端子1に入力された音声に対するエフェクト(エコー)のかけ具合を調整。
- Ⓖマイク1のLevel
マイク端子1の最終的な音量を調整。
- Ⓗチャンネル9/10のLevel
パソコンから入力される音の最終的な音量を調整。
- ⒾFX RTNのLevel
全てのチャンネルにかかっているエフェクト(エコー)の音量を調整。
- ⒿPRAMETER
エフェクト(エコー)の音色を調整。
- Ⓚ各エフェクトのスイッチ
3つ全て押すとカラオケのエコーがかかる。
各エフェクトについて
◯DELAY: 音を遅延させる。
◯CHORUS:音に厚みを加える。
◯REVERB: 空間の広がりを再現。- Ⓛミキサーのマスターフェーダー
全てのチャンネルの音をまとめた最終的な音量を調整。
それぞれの機器接続時のミキサー内の動きを見てみましょう
下記はマイク/パソコン/ミキサー/スピーカーがそれぞれ振る舞いをするかまとめた図です。
ミキサーを操作する際にこの動きを覚えておくと、操作に迷った時の助けとなります。
ボリュームなどの初期設定をする
冒頭でお伝えした通り、この設定はほぼ初回のみです。
それでは先ほどの図を見ながら対応しましょう。
最終的にはこの図の通りになればOKですので、問題無用で説明の通り、進めていってOKです。
基本的にツマミ類は0になるように調整し、パソコンのBGMはパソコン側のボリュームで調整、マイクはGAINで音を調整するようにする前提で説明いたします。
ミキサー側のツマミを0にする理由は何かしら基準を決めないと毎回それぞれのボリュームを調整しないといけなくなる為です。
- まずは、マイク端子の『Ⓐマイク1』とスピーカ端子の『ⒸⒹMASTER LR』にそれぞれマイクとスピーカーが接続されている事を確認します。
Ⓑは2本目のマイクを接続する場合のみ使用。 - マイク1チャンネルのツマミを固定の位置まで回しましょう。
『Ⓕマイク1のAUX/FX』『Ⓖマイク1のLevel』を「0」まで回してください。 - 次にエコーとBGMの音量に係るツマミを調整しましょう。
『Ⓗチャンネル9/10のLevel』『ⒾFX RTNのLevel』を「0」まで回してください。 - 次にエコーに係るツマミを調整します。
『ⒿPARAMETER』をとりあえず2時に方向まで回しておきましょう。ここはエコーの音色に関わる部分ですので、歌いながらお好みで操作してください。 - 次にⓀエフェクトボタン『DELAY』『CHORUS』『REVERB』の3つを全て押しましょう。全て押す事でカラオケでいうエコーをかける事が出来るようになります。
- ここまで出来たら一旦、パソコンでなんでも良いので動画やBGMを再生してみてください。
次に全体の音量を調整する『Ⓛマスターフェーダー』を少しずつ上に移動させてください。ここで音量が大きすぎる場合はパソコン側のボリュームを下げましょう。
最終的にマスターフェーダーを0の位置まで動かした上でベストな音量になるようにパソコン側のボリュームを調整してください。
ちなみに、マスターフェーダーはカラオケ終了後に必ず一番下までフェーダーを戻すようにしましょう。そうする事で不本意な音漏れを防ぐ事ができます。 - 最後にマイクの音量を調整しましょう。『Ⓔマイク1のGAIN』を少しずつ回しながら同じくらいの声量で声を出してみて下さい。
恐らく、GAINも時計の2時くらいの方向に回す形で調整が取れるのではないかと思います。 - ここまで出来たらDAMアプリを起動し、歌声とBGMの音量のバランスを調整しましょう。
ツマミは基本0とお伝えしましたが、マスターフェーダー以外は微調整していただいてOKです。ただし、パソコン側のボリュームもある為、毎回バラバラに操作していると混乱の元になる為、操作する箇所はある程度固定しておいた方が良いです。
以後の操作について(通常操作)
初期設定さえ正しく出来ていれば、以後の操作はマスターフェーダーの上げ下げのみですOKです。
後は必要に応じて、マイクボリュームやエコーのかかり具合を調整しましょう!
ここまで出来れば後はカラオケを楽しむだけです!お疲れさまでした!
機材の使用開始時と終了時の操作の流れ
念の為、機材の使用開始時と終了時の操作の流れをまとめておきます。
使用開始時
- パソコンの電源を入れる。
- ミキサーの電源を入れる。
- スピーカーの電源を入れる。
- DAMアプリを起動する。
- ミキサーのマスターフェーダーを0の位置にする。この際に、思わぬボリュームで音が鳴らないように、少しずつ上げる事がポイント。
- カラオケを全力で楽しむ!
終了時
- ミキサーのマスターフェーダーを一番下に下げる。
- DAMアプリを終了する。
- スピーカーの電源を落とす。
- ミキサーの電源を落とす。
- パソコンの電源を落とす。
基本的に開始時と逆の操作をすればOKです。必ず守っていただきたのは、まずはマスターフェーダーを一番下に移動するという事です。
マスターフェーダーを下げずにミキサーの電源を先に落とすとノイズ音がスピーカーから出て故障の原因になります。
逆にマスターフェーダーさえ1番下に戻しておけばそういった事が防げますので、必ず使わない時は一番下に戻す事を癖付けをしましょう!
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